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歌という行為の根本を見つめ直す、ルチアーノ・ベリオの声楽作品集「ベリオ 歌おう-Berio To Sing」

-for beautiful landscape with music-

 BRAVO Café コラム #32

2021年5月16日

昨日は、ベリオの声楽作品を集めた新譜「ベリオ 歌おう-Berio To Sing」をご紹介しました。トレーラーに収録されている、ベリオ編曲による「ミシェル」はいかがでしたか?

本日は、このアルバムの別のトレーラーをご紹介します。

歌われているのは、「ロンドン物売りの声〜8声のための(1976)」です。この、なんともスリリングな録音風景、今から40年以上も前に、こんなにカッコいい音楽があったのですね。

昨日のコラムに、ベリオの奥さんのキャッシー・バーベリアンの東京公演について書きましたが、なんと、当時のチケットを保存していたので、お見せします。チケットには年号が入っていないのですが、西武劇場オープニング年=1973年のことだったと思います。

写真にあるように、ピーター・ゼルキンと高橋悠治のデュオが5月24日、バーベリアンのコンサートは27日だったようで、ちょうど今くらいの季節だったという偶然の符合には驚きました。

(BRAVO Café 店長)