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毎年、今くらいの季節になると催されるウィーン・フィルのシェーンブルン宮殿におけるサマーナイトコンサート。
今年は、6月18日（金）にダニエル・ハーディングの指揮で開催される予定です。
私がこのコンサートに行ったのは、今からちょうど8年前の5月30日、昼間から雨模様の1日で、演奏会が始まってからも雨と風に悩まされる散々な状況でした。
指揮はロリン・マゼール、演目はワーグナーとヴェルディという重厚なプログラム。とはいえ、マゼールの超絶的に遅いテンポで進む演奏を、悪天候の中で聴くにはかなりの苦行を強いられました。折りからの寒風にも煽られ、早々に退散しました。
開演前の様子。とにかく寒かった記憶があります。
雨ガッパはORF（オーストリア国営放送）提供。
あまりの悪天候に耐えかねて、演奏途中で帰路につく人々。
帰途、ハイリゲンシュタット行きの電車を待つ観衆。
あの頃はまさか、コロナ禍などと言うものに全世界が見舞われるようになるとは、想像もつきませんでした。今年の演奏会が、無事に開催されることを祈っています。
（BRAVO Café 店長）
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