大西宇宙
シューマン :『詩人の恋』/ベートーヴェン『遙かなる恋人に寄せて』/シェーンベルク『2つの歌曲』
国内外の音楽界で絶大な人気を誇る気鋭のバリトン歌手 大西宇宙、初のCDリリース!
欧米の歌劇場や音楽祭などで絶賛を浴び、国内でも数々のオペラ、演奏会に出演し絶大な人気を誇るバリトン歌手の大西宇宙(おおにし たかおき)がついにCDをリリースします。
ピアノ伴奏には、過去にフィッシャー=ディースカウやヘルマン・プライなど、数々の伝説的名歌手との共演を果たしてきた日本楽壇のレジェンド 小林道夫を迎え、大西の瑞瑞しい感性と小林の深い洞察が、新たなドイツ歌曲の世界を拓いていきます。
2人の出会いは、2019年の第30回日本製鉄音楽賞で、大西がフレッシュ・アーティスト賞、小林は特別賞を受賞したことが契機となりました。以来、お互いにプログラムを練り上げ、幾多のリハーサルを重ねた後に、今回のレコーディングが行われました。
プログラムは正統的なドイツ歌曲集。特に演奏機会の少ないベートーヴェン、CDなどの録音が少ないシェーンベルクなどは、本作が貴重なレコーディングと言えます。
ライナーノートは野平一郎氏の書き下ろし。作曲家・ピアニストとしての鋭い視点から探る演奏論、楽曲解説は必読です。
〜 収録 〜
ロベルト・シューマン:『詩人の恋』op.48
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:『遙かなる恋人に寄せて』op.98
アルノルト・シェーンベルク:『2つの歌曲』op.1大西宇宙(バリトン)、小林道夫(ピアノ)
セッション録音:2022年6月7、8、9日/ J:COM 浦安音楽ホール
大西宇宙x小林道夫 レコーディング現場より
大西宇宙からのメッセージ
~1st アルバム発売とリサイタルに向けて~
- Photo by Dario Acosta
‐ プロフィール -
大西宇宙
Takaoki Onishi
- バリトン -
武蔵野音楽大学及び大学院、ジュリアード音楽院卒業。在学1年目から全声楽専攻生による学内コンクールで優勝し、リンカーン・センターの名門ホール、アリス・タリーでリサイタルを開催した。在学中は主要オペラ公演の他、ドイツ・リートなど、歌曲の演奏会にも多く選抜された。
主にアメリカで多数のコンクールに優勝し、2018年にはプレミエオペラ財団国際声楽コンクールで第一位と共にホロストフスキー記念特別賞を受賞。
シカゴ・リリック・オペラの劇場研修員に日本人として初めて選ばれ、その所属歌手として、世界初演オペラ「Bel Canto」にてデビュー、公演の様子は全米でテレビ放映され、批評家からも絶賛された。その他「カルメン」、「トロイアの人々」、「リゴレット」など数々の公演に出演した。
オーケストラ声楽作品のレパートリーはバロックから現代曲まで広く、「メサイア」、「マタイ受難曲」、モーツァルト「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、ヴォーン・ウィリアムズ「海の交響曲」、ツェムリンスキー「抒情交響曲」、マーラー「大地の歌」、「亡き子を偲ぶ歌」、ブリテン「戦争交響曲」他。カーネギーホールにて「カルミナ・ブラーナ」、シベリウス「クレルヴォ」、「ドイツ・レクイエム」、ウィーン楽友協会ではベートーヴェン「第九」のソリストを務めた。
2019年、セイジ・オザワ松本フェスティバルにてファビオ・ルイージ指揮「エフゲニー・オネーギン」のタイトルロールでセンセーショナルな日本オペラ・デビューを飾って以来、国内外において目覚ましい活躍をしており、オペラの分野ではバロック、ベルカント、ヴェルディ、ヴァーグナー作品に至るまで、正統なスタイルと端正な美声で最も注目されるバリトンの逸材である。
第30回五島記念文化賞オペラ新人賞、第30回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞。
A native of Tokyo, Japan, baritone Takaoki Onishi is quickly gaining recognition as one of the most talented singers of his generation. He joined the prestigious Ryan Opera Ensemble of lyric Opera of Chicago, where he made his debut as Father Arguedas in the World premiere of BEL CANTO (televised on PBS). He remained with the company for three years, singing many roles.
Each season, Mr. Onishi sings a wide variety of opera, concerts and recitals in the US, Japan and Europe.
He sang the title role in EUGENE ONEGIN at the Seiji Ozawa Festival, conducted by Fabio Luisi, and he made his Vienna debut at the Musikverein, in Beethoven’s Ninth Symphony. He has also made several appearances at Carnegie Hall in Orff’s CARMINA BURANA, Sibelius’ KULLERVO, and Brahms’ A German Requiem.
During the pandemic, he sang a wide variety of repertoire in Japan, including Argante in RINALDO (Bach Collegium Japan), Zemlinsky’s Lyric Symphony, the Herald in LOHENGRIN, Vaughan Williams’ A Sea Symphony, Ben in THE TELEPHONE and Beethoven’s 9th (NHK Symphony Orchestra).
Future repertoire includes Brahms’ A German Requiem (conducted by Sebastian Weigle), Germont in LA TRAVIATA (conducted by Sascha Goetzel), Marcello in LA BOHEME, Kothner in DIE MEISTERSINGER and MESSIAH with Bach Collegium Japan.
Mr. Onishi has won Top Prizes in many vocal competitions, including Opera Index, Gerda Lissner, Giulio Gari, and at the Premiere Opera International Competition, where he received both Grand Prize and the special Dmitry Hvorostovsky Prize, in honor of that great singer.
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