脇園彩
Amore アモーレ
脇園彩(メゾ・ソプラノ) 丸山貴大(ピアノ)
イタリアを拠点に、国際的な活躍をつづける脇園彩、初のCDリリース!
ミラノ・スカラ座をはじめ、世界の舞台で活躍をつづけるメゾ・ソプラノの脇園彩が、ついにCDをリリース。
収録曲目は、ジョルダーニ、ベッリーニ、トスティのイタリア歌曲から、また、モーツァルト、メルカダンテ、ロッシーニの有名オペラ・アリア、さらにはリストの《ペトラルカの3つのソネット》を収録。脇園彩の魅力全開のアルバムとなっています。
ピアノ伴奏は、ミラノ在住でコレペティトール及び指揮者を務める丸山貴大が担当。日ごろから親交のある脇園と息のあった名演を聴かせてくれます。
2022年10月に、府中の森芸術劇場・ウィーンホールにおけるセッション録音。脇園本人が納得いくまで練り上げた最良の作品となりました。
©️Studio Amati Bacciardi
Message from Aya Wakizono
〜 収録 〜
1.カロ・ミオ・ベン トマーゾ・ジョルダーニ
2.最後の口づけ パオロ・トスティ
3.激しい希求(いつその日は訪れるだろう) ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
《3つのアリエッタ》より
4.せめて私にかなうなら ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
《6つのアリエッタ》より
5.喜ばせてあげて ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
《6つのアリエッタ》より
6.追憶 ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
7.どんなに感謝していることか、おお平和よ!(パオロのカヴァティーナ)サヴェリオ・メルカダンテ
歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》より
8.今の歌声は ジョアキーノ・ロッシーニ
歌劇《セビリアの理髪師》より
9.あの人でなしは私を欺き ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より
10.苦しみと涙のうちに生まれて ジョアキーノ・ロッシーニ
歌劇《ラ・チェネレントラ》より
11-13. 《ペトラルカの3つのソネット》 フランツ・リスト
第1番 平和は見出せず
第2番 祝福があるように、かの日
第3番 私は地上に天使のような姿を見た
©Studio Amati Bacciardi
‐ プロフィール -
脇園 彩
Aya Wakizono, mezzo-soprano
- メゾ・ソプラノ -
東京都出身。東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。2013年文化庁派遣芸術家在外研修員としてパルマ国立音楽院に留学。ロッシーニ・オペラ・フェスティバルのアカデミーに参加し『ランスへの旅』メリベーア侯爵夫人役でイタリアでのオペラデビューを果たす。ミラノ・スカラ座アカデミー修了。主にロッシーニ・モーツァルトおよびベルカント作品をレパートリーとし、一方で各国語の歌曲の研究や現代作曲家の新作発表にも意欲的に取り組んでいる。
すでに、ミラノ・スカラ座、ボローニャ歌劇場、トリエステ・ヴェルディ劇場ほか『セビリアの理髪師』ロジーナ役、フィルハモニコ劇場『チェネレントラ』アンジェリーナ役、『フィガロの結婚』ケルビーノ役、トリエステ・ヴェルディ歌劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ役、『ナブッコ』フェネーナ役、マドリード・テアトロレアル『ナブッコ』フェネーナ役、アコルーニャ・テアトロコロン『ノルマ』アダルジーザ役、パレルモ・マッシモ劇場『イドメネオ』イダマンテ役など出演多数。2018年にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルに『セビリアの理髪師』ロジーナ役で出演、ロッシーニ没後150周年記念という特別な公演で大きな話題となった。2020年には、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルに『セビリアの理髪師』ロジーナ役で再出演を果たし、ストリーミングで行われた公演が視聴数20万回を超えるなど大きな反響があったほか、幅広い観客の高い期待に応え批評でも絶賛された。
日本では2017年、藤原歌劇団『セビリアの理髪師』ロジーナ役でオペラデビュー。新国立劇場では2019年『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ役で出演以来、2020年『セビリアの理髪師』ロジーナ役、2021年『フィガロの結婚』ケルビーノ役、2023年『ファルスタッフ』メグ役で出演。2021/22シーズン開幕公演の『チェネレントラ』ではタイトルロールで出演し、その圧倒的な存在感と卓越した歌唱で聴衆を魅了した。
現在イタリアを拠点に活動し、世界中から注目されるアーティストのひとりである。
2022年第52回ENEOS音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。
(2023年3月現在)
‐ プロフィール -
丸山貴大
Takahiro Maruyama, piano
- ピアノ -
東京音楽大学音楽学部指揮科卒業。群馬県立高崎高等学校在学中、合唱部にて3年間合唱指揮を務める。東京音楽大学在学中に、パーヴォ・ヤルヴィ、ニルス・ムース各氏の公開指揮レッスンを受講。また、藤原歌劇団公演に副指揮者として携わる。その後イタリアに渡り、ミラノ市立音楽院においてルーカ・ゴルラ氏に師事し、オペラ伴奏及びコーチング法を学ぶ。2019年、マルティーナフランカ音楽祭にコレペティトールとして参加。ノヴァーラ・コッチャ劇場の指揮アカデミーを修了。また、マリエッラ・デヴィーア、アンナ・マリア・キウリ、ソニア・ プリーナ、ブルーノ・デ・シモーネ各氏他、国際的な歌手によるマスタークラスやリサイタル伴奏、コレペティトールを多数務める。現在、国立ミラノ・ヴェルディ音楽院指揮科ビエンニオコース在籍中。
これまでに、指揮を広上淳一、ダニエーレ・アジマン各氏、オペラ伴奏及びコーチング法をルーカ・ゴルラ、ステファノ・ジャンニーニ各氏に師事。
指揮者としての統合的な視点を持ち、声楽技術への造詣の深さと高い傾聴力、また声楽への情熱と的確な指摘に多くの歌手が全幅の信頼を寄せる、次世代のベルカント指揮者である。
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